代表ご挨拶
初めまして。日本事業振興センター代表理事の新井です。
現在、我が国は未曽有の不景気に覆われ、企業の倒産数も記録的な数値ともなっています。このような事態を観察すると、企業の適応能力を超えた環境変化が生じていると言わざるをえません。
このような中、危機に瀕する企業群は、現状を打開しうるにはどうするのか、それを支えるべき財務や組織体制はいかなるものか。そこから生み出される最善の事業戦略はいかなるものか、といったよう な点について懸命に模索をしています。いくらオールを漕ごうとも、進むべき方位が間違っていれば、それは悲劇への航海となります。
私たちは、環境変動にも程度の異なる 2つの変動があると考えます。すなわち、通常の「変動期」と、それをはるかに超えた「大変動期」であります。「変動期」とは、ある企業の製品やサービスが市場において飽和状態になり、あるいは陳腐化し、製品やサービスの入れ替えを行わなければならいないような程度の環境変化をいいます。
これに対して、「大変動期」とは、昨今のコロナ危機のように業種や業態事態を変更しなければ、企業の存立自体が危なくなるような程度の環境変化と言えます。
「変動期」か「大変動期」であるかは、時を同じくしても、業界、業態によって様々です。私たちは、この「変動期」と「大変動期」では、企業として求められる能力、それを支える財務や組織体制、リーダーの育成手法は異なると考えています。場合によっては、二律背反する場合さえあります。
私たちは、これらの課題を可及的に解消するため関係士業と専門家の一体化と必要技能の向上に努め、当社団を運営させて頂いております。
経営者・指導者の皆様は、しばらく難しい舵取りを強いられることになりそうですが、ご一緒に荒波を乗り越えていければと考えております。
栄枯浮沈のなか最後まで経営者に寄り添うパートナーでありたい。 私たちはそう願い、活動して参ります。
一般社団法人 日本事業振興センター
代理理事 新井光男