経営者に必要な「指標」を考える

 


 
経営者を悩ませる大きな要因として「経営判断に必要な的確な情報が得られない」ということが挙げられます。そもそも大企業と中小企業では経営者に求められる能力は全く異なります。
 
■中小企業経営は難しい
□大企業が利益を出すと
・利益がでると市場から資金を調達できる
・それは返済しなくてよい資金
・借入の期間もより長期に

□中小企業が利益を出すと
・一般に市場からお金は調達できない
・納税額だけ増える一方
・借入の期間は変わらず非常に短い
 
□人材の差も
・働いている人材の基礎力
・学生時代にどれだれ鍛えられたか
・集中力と粘りで大きな違いが
 
□相違点を理解する
・美しい経営学は大企業向け
・一般の経営指標では役立たない
・むしろ害悪となっていることも
 
□決算書は役立たない?
・本やネットには決算書の分析方法がある
・しかし決算書や既存の指標は投資家向け
・中小企業の経営者の判断には適さない

■中小企業のための経営指標とは
□医療の世界から本質を真似る
・医療は治療と直結したデータを集める
・医療に例えた指標が経営者には有用
・決算データの読み換えも必要
 
□情報を制するものが市場を制する 
・得られる情報が変われば判断も変わる
・判断が変われば結果が変わる
・誰がその情報を提供できるかが重要