経営者と「経営」を考える

 


 
企業も人間と同じくライフサイクルがあります。 例えば、幼児期⇒少年期⇒青年期⇒壮年期⇒老年期と。
 
人間のライフサイクルと異なることは企業の年数は年齢期を表すものではありません。また老年期を迎えると、新たに生まれ変わり、また幼児期からスタートするという永続的なライフサイクルです。
 
そして人間のライフサイクルと共通していることはそれぞれの年齢期(=成熟度)に適した思考(=戦略)と行動(=遂行)をしていくことです。
 
■創業は易し 守城は難し
□会社を基礎から強くする
・経営もスポーツと同じく
・基礎と反復と改善が大事
・そしてトレーナーも重要な存在
 
□始めた頃は良かったけど 
・始めた頃は好きなようにできた
・でも時の経過とともに歪が生まれ
・いつしか資金繰りに奔走の毎日に
 
□知識不足から一生後悔する前に
・調達の失敗を10年引きずった
・契約書の不備から紛争で疲弊した
・利益は出たけどいつもキャッシュ貧乏
・人を育てる時間がなくいつも現場仕事
・納税資金がなく滞納と追加融資で悪を循環
 
□入口入魂
・何事も最初が肝心
・基礎工事を疎かにすると
・大きな建物は建てられない
・そして小さな歪から瓦解を招く
・間違った努力より正しい選択をする

■失敗しない経営    
□起業年齢(戦略年齢)に適した戦略を
・企業年齢に合った戦略を選択する
・幼少期、少年期、青年期、老年期
・戦略の間違いは戦術では取り返せない
 
□資金調達を慎重に考える
・金額と金利と期間と担保
・最も重要な視点は?
・調達の失敗は10年引きずってしまう
 
□専門家の選択眼を身に付ける
・税理士は経営の素人であることを知る
・決算書から経営は読めないことを知る
・納税者のためになることは実は億劫
 
□ビジネススキルの習得
・初級、中級、上級スキル
・仕事をこなすだけでは学べない
・基礎から考え判断できる力を身に付ける
 
□安易な方法に流されない
・補助金中毒で本業はそっちのけ
・制度融資頼りで借入限界
・ごまかした納税が後に大きな足枷に
 
■事業承継の本質に迫る
□戦闘機(事業)とパイロット(後継者)
・事業承継の最大課題は税金対策ではない
・最大の課題は後継者の選択と育成
・凡庸な子をいかに一人前の経営者に育てあげるか
 
□複雑な知識より選択眼
・素人に事業承継に関する知識を詰め込んでもいけない
・生兵法は大怪我のもと
・経営者に必要なことは多様な専門家を使いこなす技